2012.04.21.Sat(00:52)
『ランボー 怒りの脱出』(1985)監督:ジョージ・P・コスマトス
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当時はまだそこそこ結構映画観ていた筈だが、このシリーズにはまったく食指が動かなかったんだよなー、個人的に。
それでも先日観た前作はまずまず楽しめたのだが、この2作目はちょっとツライ。
物語どうこうというより、画面に入り込みにくい。
なんかテンポも悪いんだよなー。
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2012.02.27.Mon(19:20)
『無法松の一生』(1958)監督:稲垣浩
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戦前の阪妻による名作を、同監督、三船敏郎でリメイクした作品。ちょっと流し見的に観てしまったので、あー、こういう話なのかぐらいの感想ですみませぬ。
三船は荒っぽく強い演技の印象だけど意外と繊細かなとも思ったり。
まあ、オリジナル版も観てみます。
2012.02.24.Fri(20:25)
『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』(2010)監督:バンクシー
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うーん、ちょっとピンと来なかったなあ。自分の相変わらずのアート音痴ぶりを思い知った。
とはいえ、そこ自体を問うような作品ではあったわけだけども。
いや途中寝落ちもしてしまったし、ちょっとボンヤリ観過ぎてしまったようだ。
これはもう一度観直します!
2012.02.24.Fri(20:00)
『ロボゲイシャ』(2009)監督:井口昇
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『電人ザボーガー』を昨年の一位とした僕だがこれはキツい。
やってることは基本的には変わらないように思えなくもないのだがこの差はいったいなに?
『ザボーガー』は完成度高かったからなあ。対象に対するリスペクトというものもあったわけだし。
でも『片腕マシンガール』もやはり拙かったがちゃんと燃えられたのに。
茶番の度が過ぎるのだろうか。
竹中直人の例の演技を作品の中に引き受けるためには、絶妙なバランスが必要かもしれないなあ。
ちなみに井口作品とは割に古いつきあいで、AV時代の初期作品をうっかり見てトラウマになってしまっているので、今度の『ゾンビアス』を観るのが怖いっすw。
2012.02.03.Fri(19:15)
『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011)監督:トッド・フィリップス
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前作は大変面白く、いろんな驚きがあって好きな作品だったが、これにはガッカリ。前作を踏襲しつつあれこれパワーアップさせようとしてるのはわかるのだが、いろいろ噛み合ってないというか単なる二番煎じに終わってしまっている。
いや、シリーズものの醍醐味として、似たシチュエーションの繰り返しやお馴染みのキャラやセリフ等、もちろん否定するものではない。
ただこの『ハングオーバー!』に関しては、割と一発ネタだったんではないか、と思ったりしている。
酔っ払って大騒ぎして大惨事を引き起こしたもののその記憶を失い、おまけに仲間のうちの一人がいなくなってしまい、一夜明けその行方を追うと同時に昨晩の行跡を辿るという基本シチュエーションは、かなり特殊なもんでしょう。
しかも同じメンツがそれを繰り返すとなれば、よほど巧く作り込まなければシラける一方だ。
舞台を移すとかの目先の変更だけではなかなかキビしいものがあったのではないか。
特に導入部は退屈なほどだったし、肝心の後半も爽快感はさほどなし。
そこそこはヒットしたようだから「3」も作られるんだろうが、うーむ。
2012.01.27.Fri(19:50)
『月光ノ仮面』(2012)監督:板尾創路
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板尾監督前作『脱獄王』はシリアスとコメディ、ベタとシュールそれぞれの危ういバランスをギリギリなんとか保って完走していた感があるが、今作では破綻してしまっていると感じた。
題材となった『粗忽長屋』って設定こそシュールだけど笑いはベタだから人気があるんじゃないかなあ。
まさか持ってるそれってあれじゃないよね? 最後もそれで終わりじゃないよね? ってところで映画は終わった。
シュールを突き抜けた先が、ある意味予定調和で終わるって…。
ほとんどの観客が頭を???にしたまま劇場を後にするだろう。
ラストの見せたかったのであろうシーンも長すぎる。
2012.01.27.Fri(19:00)
『あしたのジョー』(2011)監督:曽利文彦
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そこはかとなく気にはなっていた作品。
画づくりはがんばってるし映画として観ている間ツライってこともなかったのだけど、やっぱ「あしたのジョー」を特別な作品として心のどこかに飾っている原作ファンの人は見ない方が精神衛生上はいいかも。
山Pはやっぱどう見てもジョーじゃないんだよなあ。頑張ってるけど気の毒だ。
それをいったら伊勢谷も、いろいろスゴイとは思うんだが力石とは違うなにかという気がする。
ただ、香川段平には文句ないけどね、あそこまでやってくれれば。
逆にいうと、段平があんな感じだけに、ジョーや葉子のキャラが原作やアニメと乖離していることがなおさら目立ってしまったというか。
細かいところでイチャモンつけたいのは、「力石の形見」って何だよ! って話。
いまわの際に葉子に託したことになってるけどそんなの原作にないよね。ないでしょ?
力石はリングで絶命したんだよ!
いや原作改変(悪)部分は他にも勿論いろいろあるんだけど、それが一番ヒドいと思ったので。
あと、一瞬だけ出ていた加藤浩二が良かったよ。ていうか自然体なだけなんだろうけど。
原作と比較して映画を云々いうのはどうかと思う時も多々あるし、自分もそのクセがあるので直したいんだけど、なんせ「あしたのジョー」なんだから、まったく無視して観る/語ることは無理でしょ。
超有名人気漫画を映画化するってことはそういうことなんだからちゃんと覚悟があってのこと、と思って観るよ、こっちは。
2011.11.15.Tue(21:06)
『鮫肌男と桃尻女』(1999)監督:石井克人
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登場人物達のキャラ造形はそれぞれなかなか魅力的で、我修院はもちろん鶴見辰吾なんかもなかなかいい感じなんだが、肝心の映画は面白くなりそでちっとも面白くならない。タランティーノとか北野とかにスタイリッシュな映像をちりばめてある感じで、別にその狙いも悪くないと思うのだが全体にモヤっとした仕上がり。
消化不良気味で、まだ他にはアニメ作品である『REDLINE』を見ただけだが、この監督とは相性があまりよろしくないかも、と感じたり。
とりあえず『スマグラー』はいったんパスしとこう。でも他の作品も観ていくよ。
2011.10.17.Mon(19:30)
『ホット・ロック』(1971)監督:ピーター・イエイツ
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ロバート・レッドフォードが怪盗ドートマンダーを演じたウェストレイクの人気シリーズ第一作の映画化。
いわゆる「ケイパーもの」の中でも評価の高い作品のようだが、残念ながら個人的にはあまりノれなかった。
原作はずいぶん前に読んだのでほぼ忘れているが、筋云々よりも映画の雰囲気が僕の好きな軽妙さとはやや違った。
いや原作と比べてどうこうではなく、単純にレッドフォードがなんか鈍重なんだよなあ。
スマートな雰囲気を漂わせてはいるんだけど、なんか根本のところで軽やかじゃない。原辰徳みたいな、ってたとえが古いか。
その印象もあって展開も平板に感じちゃったんだよなあ。
70年代っぽい雰囲気とか映像の質感はかなりイイと思うんだけど。
2011.07.15.Fri(19:00)
『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』(2009)監督:ダニエル・アルフレッドソン
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原作ファンとして1作目は劇場で勢い込んで観たけど、2作目はDVDで観てその出来がまあそこそこというかそれなりだったのでかなり間が空いてしまった。
第三部は法廷闘争が肝で原作ではその部分がかなり盛り上がりをみせるのだが、映画では限られた時間の中で淡々とした描写になっちゃってる。
ていうか上映時間がこれだけ長くても筋を追うのに終始してしまっており(それでも省かれたエピソードは多数)映画としては面白くないなあ。
そもそも2部3部は本国ではTVドラマ用として作られたものの編集版ということのようだから、総集編的な作りになってるわけだよね? 致し方ないか、とも思う。
そもそも「ミレニアム」編集部を巡る話が一番省略されちゃってるかな、ミカエルとエリカの関係の部分も。
動きのある話の部分がリスペット周りにどうしてもなっちゃうのでそこをつまんで作られた印象。
だから、エンディングも唐突。
「え、ここでエンドロールかよ」コンテストがあれば、そこそこの上位に残るのではないか。
そこまで淡々と筋を消化してきておいての、尻切れ感がハンパない。
てわけで、ハリウッドリメイク・フィンチャー版を楽しみにしておきましょう。