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映画ファンをやり直す! 20年のブランクの後、今ふたたび映画好きになったオヤジが古今の名作・怪作を観まくります!
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2010.09.21.Tue(18:40)
『007 ムーンレイカー』(1979)監督:ルイス・ギルバート

 

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公開当時に原作、ではなく創元から出てたノベライズを何故か読んだ覚えがある。
TV放映された時に観たような気もするが、いずれにせよやはりほとんど内容は覚えてなかった。
前作から引き続き、ジョーズ(リチャード・キール)再登板がやっぱ目玉だな。
愛すべきキャラになっとるし。
ロジャー・ムーアシリーズになってからさらに全体をのんびりした雰囲気が包んでいるような気がして、それはそれで嫌いではないのだが、今回、宇宙空間出てからは展開がさらにのどかに。
まさかスペースシャトル外での肉弾戦になるとは。
ルイス・ギルバート監督で期待した通りの敵基地描写はそれなりに楽しめる。
が、まあ、それぐらいかなあ。
 

 

 

 

 

2010.09.21.Tue(18:30)
『ゆれる』(2006)監督:西川美和

 

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年頭にTVの深夜放送で『蛇イチゴ』を観て、引き続き劇場で『ディア・ドクター』を観たのが、実は今年に入っての僕の映画狂いの原動力のひとつになっている。
その二作に挟まれたこの作品を観るタイミングを大切に測っていたのだが、ついに我慢しきれずに観た。
嗚呼、やはり凄かった。
なんて豊かな映画なんだろうか。
まさにいろんな意味で「ゆれる」内容を、幾多の解釈を許容しつつも、映画自体はけっして「ゆれる」ことなく逃げることなく描ききる。
綿密に積み重ねられた脚本と、ほどよく肩の力が抜けていて見やすいが、けして月並みなものではない映像。
役者陣もしっかりそれに呼応した演技。
正直最近、香川照之に食傷気味であったがこれは認めざるを得ない。
オダギリジョーも持てるものを出しきった。
面会室での二人のやりとりは息をのむ。
そしてラストカットも含みがあり余韻を残す。
傑作。
 

 

 

 

 

2010.09.16.Thu(20:00)
『アメリ』(2001)監督:ジャン・ピエール=ジュネ

 

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まず画面の質感と色合いは大変好み。
ガラスのハートを持ったある魔女の物語として見た。
実際には、ある不器用な少女が大人になり、密かに周囲の人をイタズラ的手法で幸せにさせることに楽しみを見出すが、一人の気になる男性と出会い...、といったストーリー。
ディスコミュニケーションを割と辛辣に描いており、当時おしゃれ映画としてもてはやされていたような印象があったんだけど、なんかの間違いではと云いたくなる内容。
いやま、確かにセンスある映像だし、語り口としては重くないので、そういうことになるのかもしれない。
個人的には冒頭からしばらく、『嫌われ松子の一生』のテイストに近いものを少し感じたが、そう云うと全力で否定される向きも多いかもしれない。
色調や手触りはまったく違うし中島作品特有のミュージカル的表現もないのだが、人工的な空間造りや対象への距離の取り方と扱い方に共通するものがあるような気がしただけで、まあ、それだったら他にも似た映画いっぱいあるよ、ということになりそうだな。
当初、アメリ役はエミリー・ワトソンにあて書きされていたようだが、なるほどなあ、という感じ。
このオドレイ・トトゥが演じたことで、それとはまた違った一種独特の味が出たような気がする。
彼女の魅力でこの映画は半分ぐらい成り立っているのではないか。 

 

 

 

 

2010.09.16.Thu(12:00)
『デコトラギャル奈美2 爆走!夜露死苦編』(2010)監督:城定秀夫

 

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一部で評価の高い城定秀夫監督作品を一度観てみようと。
シリーズ第二弾だがレンタル屋で貸出中になっていなかったこちらの方を。だから前作は観ていない。
ま、こっちには亜沙美アネゴが出てるしいいか、と。
ピンク系のVシネというかこういうジャンルをなんというのか知らないのだけど、ほとんど見るのは初めて。
実はピンク映画体験もほぼないのですよ。いやカッコつけてるわけでなく。AVはあるけどね、もちろん。
だから他と比べられないのだけど、お話としてはそこそこ見させるな、と。
その類の絡みは確か2箇所ほどしかなかったんじゃないかな。
あとは『トラック野郎』を思い起こさせる人情ドラマ。コメディ要素も多少あるけどそれほど強くない。
吉沢明歩の演技がやはり主演キャラとしてはいささか惜しいものがあるのだが、達者な亜沙美でなんとか持ったかなというところ。
ただこれは目線を変えるとまた違った感想になるのかもしれないね。僕は絡み部分をほとんど飛ばしてしまったので...。(←見方のわかってない奴)
亜沙美は特に母の表情を見せる部分が良かった。
他に脇では吉岡睦雄が独特の印象を残した。
今のところは、また何か評判の作品があれば見てみようかな、ぐらいのところかな。 

 

 

 

 

2010.09.15.Wed(12:49)
『コララインとボタンの魔女』(2009)監督:ヘンリー・セリック

 

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人形を使ったストップモーションアニメの傑作。
この手のアニメにそれほど詳しいわけではないが、これまで見たパペットアニメから想像するものよりも滑らかで繊細で多彩な動き。
3D撮影されて劇場公開されたが、DVDで観たのでその効果のほどはわからない。
ただそこかしこに3D効果を狙ったと思える演出も見てとれたので、一度体験してみたいものだ。
原作はニール・ゲイマン。割とシンプルなストーリーとも思うが、ダークでひねくれた味わいがあり、セリックが構築した作品世界が見事にマッチングしている。
面白さの質が違うので単純に『トイ・ストーリー3』や『ヒックとドラゴン』と比べられぬとは思うものの、好みからいえばそれらの傑作よりさらに好き、と言ってしまいたい誘惑にかられる。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』とかも未見なウブな身体なので、免疫ができていない可能性アリだが(笑)。
しかしながら、実は字幕版と吹替版と、娘に見せるためとはいえ2日連続で見てしまったのだが、まったく飽きることはなかった。
かなり多彩な表情のバリエーションを持ち、髪の毛までも細かく活き活きと動くコラライン達が愛おしい。
キャラデザイン自体も秀逸かつ好み。
見事に構築されたこの世界、口をあんぐり開けて見て欲しい。 

 

 

 

 

2010.09.09.Thu(23:44)
『マイレージ、マイライフ』(2009)監督:ジェイソン・ライトマン

 

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何がきっかけでどこに惹かれたのかはよくわからないのだが、公開時からずっと気になっていた映画。
レンタル開始されたので早速観てみた。

ジョージ・クルーニー演じるライアンは、企業のリストラ宣告代理人を請け負う会社のベテラン。年間のほとんどを全米を股にかけた出張で過ごし、飛行機こそが我が家と豪語する。
自然、マイレージも貯まるわけで、家庭を作ることに価値を見出さず、自らの仕事に生き甲斐を感じている彼は、1000万マイル貯めることを一つの目標としている。
出張先で知り合った気の合う女性とも割り切った大人の付き合いを楽しんでいた。
そんなある日、その会社に新人ナタリーが入ってくる。
彼女は、合理化提案としてリストラ宣告をすべてネットを使った対面方式に切り替え、会社の出張をすべて廃止しようとする。
その彼女の教育係として共に出張をすることになったライアンは...。
というストーリー。(めずらしく梗概を書いたな、オレ。)

派手な映画ではないと思うのだが、脚本から撮り方に至るまで小気味よくビシビシとキマって全編目が離せない。
タイトルバックからしてとてもセンスが良く、期待を持たせる。
どうやら監督と信頼関係のあるチームが別途制作したものらしいのだが、空撮のコラージュといった感じのもので、作品の雰囲気をよく伝えている。
物語は軽快に進行し楽しんで観られるが、ラストで苦みのある余韻を残しあれこれ考えさせられる。
新人OLにベテランがやり込められるというよくあるコメディ的展開に陥らず、新人OLの未熟さも同時に描き出す。
主人公は彼女の提案によってそれまでの人生を振り返る岐路に立たされるのだが、彼女もまた挫折を経験し成長していくのである。
「家族との共生」というメッセージは結構無骨な伝え方を採用されているのだが、それもバランスがとれていて嫌味がない。
また、邦題もわかりやすくて悪くはないが、原題の「Up in the Air」の方が含蓄が深いし、秀逸なタイトルバックとの連関も取れていると思う。が、まあ確かに訳しにくい。「浮いてる人」では意味はさておきどうにも格好がつかない。

えーと、この映画、好きだなオレは。
ジョージ・クルーニー、ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリックの主演トリオがいいし、何より、ジェイソン・ライトマン、この監督は要チェックだ。
 

 

 

 

 

2010.09.08.Wed(23:48)
『トイ・ストーリー3』(2010)監督:ジョン・ラセッター

 

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『1』『2』と観てきた人ならば、一定以上の面白さは保証されているだろうと推測した上で観始めたと思うのだが、その期待は裏切られない。
シナリオも作画も良質な作りで、ハラハラドキドキと楽しめて基本的には何の不満もない。
ただ個人的に面白いと思った部分は、ほとんどシリーズものとしての楽しさではあった。
あのキャラクターが、とか、あれから年月が経って、あのシリーズの時のフリがこう落ちるのか、とかね。
ま、詳しく書くとネタバレになってしまうので避けるのだけど、キレイに三部作になってるなあ、と。
もちろん単独で観ても楽しめるとは思うが、『1』『2』と観てきた人にはそれ以上のご褒美がある、と。
今回は特に『2』でキャラクター達が予測的に不安視していたことが現実になる。
つまり「オモチャからの卒業」。
『1』とかでも若干感じたオモチャ(人形)の持つ不気味さ・怖さといったものも改めて表現されつつ、テーマ的にも割とシリアスなので、ちょっとだけ重さというか暗さが残るかな。
しっかり悪い奴も出てくるしね。
もちろんギャグもそこかしこに差し挟まれているし、しかめつらして観る映画ではないのだけど。
ラストもよくまとまっており(展開は少し予想できてしまったものの)申し分ないシリーズ締めくくりになっていると思う。
あれ? シリーズ最後でいいんだよね?
あと今回観た劇場で、3D方式はXpanD方式初体験。
RealDより暗さをそれほど感じなかったような気もするけど、この映画自体明るい色調の筈だから比較にならないかな。重いと不評のメガネは個人的にはRealDよりはしっかりしていて良かった。
でも電気的な仕掛けを使っているせいか個体差があるようで、不具合のあるものは取り換えますと割と執拗にアナウンスがあった。
ただこの映画に関しては、あまり3Dである意味合いは感じられなかったかなあ。 

 

 

 

 

2010.09.07.Tue(23:36)
『ドッペルゲンガー』(2003)監督:黒沢清

 

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『CURE』『トウキョウ・ソナタ』『カリスマ』『回路』と観てきて、その作風には馴染んできたつもりだったが、これまた相当ヘンな映画だ。
前半は幾分コミカルな要素もあるオフビートタッチでストーリーが進行する。
そんな中でもカーテンは風にたなびき、役所広司はよれよれのコートを羽織るという黒沢印は健在。
そのまま割とぬるい展開かなあと気を抜いていると、終盤にきてかなり気の狂ったカット、シーンの連続になり、...いやこの表現では誤解を招くなあ、ひとつひとつのカット自体はそれほど異常なことが映し出されているわけでも、極端にヘンなセリフがあるわけでもないと思うのだが、それらの繋がりや位置関係がどうにも座りの悪い奇妙な雰囲気を醸し出しているのだ。しかも強烈に。
しかしユースケはこういう役やらすとハマるんだよなあ。
あと、何箇所か画面分割の手法が用いられているが、さりげなくうまいし意味がある。
そしてラスト、機械が海へ...のシーンはキテレツで美しい。
実におもしろい。
 

 

 

 

 

2010.09.06.Mon(23:21)
『エイリアン4』(1997)監督:ジャン・ピエール=ジュネ

 

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劇場で『ミックマック』の予告編を観て興味をそそられて調べてみると、それが『アメリ』の監督の作品であり、そしてその監督は『エイリアン4』も撮っているのだと初めて知る映画ビギナーぶりを発揮して、ひと月ほど前に『3』を観たばかりだが、引き続き。
最初のうちは、ああまたいつもの閉塞空間な感じね、とふわふわと観ていたのだが、水中シーンあたりから、オッとなって画面に惹き込まれる。
で、泳ぐエイリアンが出現するこの水中シーンはなかなか素晴らしい。
エイリアンに追われ、水面に浮上した先には...、ってのがまたいいんだな。
おぼろげな記憶ながら、サスペンスフルな展開およびホラー度ではやはり『1』が一番だったとは思うが、この先どうなるどうなるって感じはこの『4』も負けてない。
シガニー・ウィーバーとウィノナ・ライダーの組み合わせは絵的にもマル。
表情を持つエイリアン(ニューボーン)の最期がまた魅せるんだなあ。
ていうわけで、個人的には『3』より好み。
『5』の製作も決定したようだし、秋にはBlu-rayが出るようなので『1』からまた見返してみたいね。
 

 

 

 

 

2010.09.05.Sun(23:38)
『ゴールデン・スランバー』(2010)監督:中村義洋

 

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伊坂幸太郎の小説は、おそらく出ている7割がたぐらいは読んでいると思う。
この『ゴールデン・スランバー』も評判になったし、出た当初読んでいる。
映画化された作品を観るのはこれが初めてとなる。
監督は伊坂原作の作品を既に他に2作も撮っている中村義洋。それらもこの先観ることがあるだろう。
で、実はこの原作を読んだ時の感想は微妙だった。
細やかによく書き込まれているし、まずまず楽しく読んだに違いはないのだけど、何かが物足りない。
小ネタはいくつか綺麗にキマッているが、大ネタと呼べるものがなあ、という感じ。
この映画、その原作におおよそ忠実に映画化されていると思う。
なかなかうまく各要素を取り込んでおり、それだけにこじんまりまとまりすぎてるきらいがあるが、見やすくまとまってはいるとは思う。
なかなか映像化向きの作品ではあったなあ、とは思うものの、ストーリー自体に感じた物足りなさが解消されているわけではない。
特に「WHY」の部分を追っていこうとすると、キツいものがあるね。
あとは箇条書きにて失礼。
○永島敏行、なにやっとんねんという(笑)。こういう役をやりますか、あの人。
○通り魔のキルオ役の役者がいい。濱田岳か。他の中村監督伊坂作品にも出ているようだ。wikiを見ると、伊坂が彼をあて書きしたと書いてあるなあ。
○伊東四郎、でんでん、ベンガルが脇を固めて非常にいい味を出しており、平板になりがちなこの作品に深みを与えていると思う。柄本明はいつも通り。もちろん悪くないけど。
○堺雅人も巻き込まれ型主人公としてはなかなかイイ線いってたと思う。
○劇中で流れる「ゴールデン・スランバー」は斉藤和義が唄ってるのか。原曲はやはりムリだったんだね。
 

 

 

 

eleking

Author:eleking
え!? こんな映画も観てないの? と思われることも多いかと思いますが、暖かく見守ってやってください。
2010年3月から突如映画を見始めました。膨大に広がる宝の山を前にいささかクラクラしつつも楽しい毎日です。ええ。

作品名での50音順索引です。

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