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映画ファンをやり直す! 20年のブランクの後、今ふたたび映画好きになったオヤジが古今の名作・怪作を観まくります!
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2010.12.09.Thu(19:00)
『バーバレラ』(1968)監督:ロジェ・ヴァディム

 

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ジェーン・フォンダ、マルセル・マルソー 他

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いつか見てみたいなあ、とぼんやり思ってはいた映画。
有名なジェーン・フォンダの無重力ストリップで幕開け。
ストリップといってもエッチというよりポップでオシャレ。
ビジュアル、サイコー! 音楽もGood! おバカなストーリーも悪くない。
基本的には大好きな路線だ。
でもなんだかもうひとつノリ切れなかった部分が残るんだよなあ、なんだろう。
テンポ、とかかなあ...。
などと呟いていたら、先達より「あのかったるい展開がよいのだ」というツッコミが入る。
なるほど、そういわれてみればそういう気もする。
あの設定、あの美術でチャキチャキした冒険活劇されても、というのはある。
環境映像(って使わなくなったね)として、モニターに流しっぱなしにしときたいような作品かも。
というか既にそういう使い方はあちこちでされてるような気もする。
リメイクの話もあるようだけど、その辺りのニュアンス、どうなるんだろうね。
 

 

 

 

 

2010.12.03.Fri(18:30)
『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(2010)監督:山崎貴

 

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TV本放送時は裏の『猿の軍団』を見ていたからスルーしていたが、その映画版に幕を開けた空前のアニメブーム直撃世代であり、再放送、映画版、その続編達とつかず離れずの距離で接してきた『宇宙戦艦ヤマト』。
思い入れがあるとかないとか、そういう感じではもう語れないですな。
実のところ、個人的にはそんなにこのシリーズ自体に熱狂したわけではない。しかし多感な時期にこのシリーズ展開を見せられ、これをとりまく状況に見る側として翻弄された経験を持つ以上、実写版映画が始動すると聞けば、耳のひとつやふたつがピクンと動くぐらいのことにはなる。
でも、期待とかは一切しておらず、どんなことになるのか、という興味のみはあった。
だから、情報は事前にそんなに入れなかったけども(特番とかは一切見ず)、それでいてノベライズには立ち読みでざっと目を通し、ガミラスとかイスカンダルの処理だけは確認していて、そんなところにこの映画化に対する自分のチグハグな感情が見てとれたりもするなあ、と。

こうしたものはお祭り騒ぎのうちにそそくさと観てしまった方がよい、という内なる声に導かれるまま、公開初日に劇場へ向かった。
どんな映画でもそうには違いないけど、観る側のスタンスや心構えで大きく楽しみ方が違ってくる映画かも。
僕の場合は、「ヤマト」に求めるものがそれほど多くないし、「SF映画」という括りそのものにもそれほどこだわりがないので、観た感想をさらっといえば、そんなに悪くなかった、ということになる。
面白かったか、と問われるとなかなか難しい。
2時間18分、長くは感じなかったけど、後半やや意識の飛んだところもある。
結末は勿論好きではないけど、そんなに腹も立つわけでは無い。
だってアレとかコレとかでもう免疫できてるし、ある意味お約束だし。なによりも『ヤマト』だし。
ただもっともっとスッキリまとめてくれればねえ。見せ場のつもりかしらんが、無駄なカットが多い。
その点、ポンとジ・エンドにしてクレジットタイトルに持ち込んだのはよし。

突っ込みどころはいろいろあるにはある。
描き方で一番違和感があったのは、古代とユキの関係の部分。ニヤケざるを得ない展開になるシーンを含め、どこまで確信犯で制作側がこれをやっているのかは気になる。
あとはやっぱり佐渡先生の扱いで、一瞬アリかなあ、とは思ったけども、やはり高島礼子に三毛猫抱きながら一升瓶抱えられてもなあ、というのはあって、それはやらせなくても良かったんじゃないか、と。
他に役者では柳葉の真田はイメージ通り、ていうか演技が元来マンガ的な人はこの手の作品に向くなあ、と。
その意味ではあまりリアルに演じられても、という所もあるんだけど、山崎努は貫禄でそんな地点を吹き飛ばしておりさすが。
キムタクは、まあ、キムタクにしかみえないよね。誰もが感じると思うけど。
古代進である以前にキムタク。ひょっとしたらキムタクである以前にキムタクかもしれないw。
だからどうしても彼の登場部分は、昔で云うならかくし芸大会のドラマとか、あるいはスマスマでのドラマパロディとかの感じがチラついてしまう。
でもそれがダメだと今更云うつもりもないのだけどね。スター性の一部でもあるわけだし。
黒木メイサに関しては、多くの方が表明しているように、思ったよりアリだった、という感じ。

僕が割と印象に残っているのは、意外と船上から地球の家族と交信するシーンだったりする。ベタなシーンだし、かえって嫌いなシーンだと思っている人も多いだろうけど、悪くないと思う。
悪いところはもちろん多々あって、壊滅的なダメージを受けている地球の描写とか、広大な宇宙のスケール感とか、ヤマトの巨大さを実感させるような描写に関しては、まったく成功していないばかりか、あまり気を遣ってさえいないように思えるのは、観る人によっては致命的かもしれない。

感想があちこちにあがってきているけど、褒める人もいれば貶している人もいる。
でも貶している人もいつも以上に饒舌になってるような気がするのは気のせいだろうか。
総じて今回の映画は、出来がどうこうというよりも、これだけいろいろツッコめたり唸ったりしみじみしたりできるわけで、乱暴な言い方をすれば「楽しめる」イベントだと思う。お祭り騒ぎが好きな方は早いうちに是非。
で、これまでの「ヤマト」をまったく知らない人が観た感想も是非聞いてみたいものだ。
 

 

 

 

 

2010.12.02.Thu(18:30)
『めまい』(1958)監督:アルフレッド・ヒッチコック

 

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ヒッチの数多い代表作のひとつであろうが、これ、相当ヘンな話ではあるよね。
原作はボワロー=ナルスジャックなのか。
一応、ミステリということになるのだろうが、映画では後半の早い段階で早々に謎解きしてネタをバラしてしまっていて、そっからかなり異常な展開となる。
(以下、少々ネタバレ。完全には割っていませんが)
とにかくキム・ノヴァクの美しさにノックアウト。
渦巻き型に結い上げたプラチナ・ブロンドの髪とシュッとしたスーツ姿が印象的で、後半、ブルネットの髪に少し野暮ったい服装で別人として再登場する。
主人公のジェームズ・スチュアートはブロンドの彼女に魅了されてしまっていたので、そのブルネットの別人の彼女に服を買い与え、化粧を直させ、髪の色を染め直させ、死んでしまったブロンドの彼女に近づけようとするのだ。
このシーンがゾクゾクするほどヘンタイ的。
キム・ノヴァクがイヤだイヤだと言いつつも、強引に変身を迫るジェームズ・スチュアートに押し切られてどんどん言いなりになってしまうところなんてもう、あなた。
偏執的(もしくはヘンタイ的)なまでの撮り方で執拗にブロンドとその髪型を印象づけておいて、このシーンにおいては、服を替え、化粧を変えて、髪の色をブロンドにと徐々に変身させていくのだが、ここでいったん寸止めして登場させ、そこで改めて髪型も直させるというタメの作り方がすごい!

正直前半部分はいささか退屈と思って眺めていたが、次第に監督の術中にハマってその映像マジックから目が離せなくなってしまった。
しかしこの唐突なラストも凄いね、これ。
観てる最中よりも、あとからじわじわと来る作品でもあり、再見するのが楽しみ。
 

 

 

 

eleking

Author:eleking
え!? こんな映画も観てないの? と思われることも多いかと思いますが、暖かく見守ってやってください。
2010年3月から突如映画を見始めました。膨大に広がる宝の山を前にいささかクラクラしつつも楽しい毎日です。ええ。

作品名での50音順索引です。

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