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映画ファンをやり直す! 20年のブランクの後、今ふたたび映画好きになったオヤジが古今の名作・怪作を観まくります!
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2011.01.20.Thu(19:00)
小休止のおしらせ

 

さて、前回の『未知との遭遇』までで2010年に観た映画・DVDはすべて感想をUPしました。
春先に突如目覚めてほぼ毎日のように見続けてその記録にと思ってこのブログを始めましたが、映画評などができるわけもなく、感想を垂れ流すのみ。
たいした感想も出ない映画だってあるわけで、捻り出されたやくたいもない文章を読まされる方もたまったもんじゃなかったろう、とお詫び申し上げます。

つわけで、今年は観た作品をすべてUPするのは辞めます。

Twitter(@eleking)の方には、観るたびに一言感想をつぶやいておりますのでそれは続けますが、こちらの方には書きたい気分が盛り上がった作品のみ取捨選択して取り上げていきたいと思っておりますので御承知おきのほどよろしくお願い申しあげます。
とか云ってると、ほぼ更新が止まったりするのですが、それもやむを得ませんw。
それほど閲覧者数も多くないページと思っておりますので、気軽に、思い出したら、ということで行きたいと思います。
あ、今年に入っても出だしは遅れましたがあまりペースは変わらず見続けているんですよ。
いや実はホント最近長文書くのが全然ダメになってきてるんすよ。自分でそんなのを読み返すのもツライw。

てことで。
 
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2011.01.14.Fri(19:20)
『未知との遭遇 特別編』(1980)監督;スティーブン・スピルバーグ

 

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リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー 他

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オリジナル版を中学生当時劇場で観て以来だが、さすが名作だけあって意外と印象に残っているもんで、忘れっぽい自分にしては結構細部まで覚えていた。
当時は『スターウォーズ』派か『未知との遭遇』派か、なんて区分けもしていたような記憶があるけど、『スターウォーズ』派を自負していた自分にとってもこの作品の印象は強いんだなあ。
改めて観るとデビルズタワーに登ってからのクライマックスはほとんどセリフもないんだねえ。
映像だけで充分魅せられた。
しかしこの映画、当時も今も、「観る」というより「体験した」という印象が強いのは何故だろうか。

そしてこの作品を2010年の観納めとしておいた。
 

 

 

 

 

2011.01.14.Fri(19:15)
『Dr.パルナサスの鏡』(2009)監督:テリー・ギリアム

 

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先日『未来世紀ブラジル』を久々に観てあまりにも自分の好きな作品でありすぎることに感動した、テリー・ギリアムの最新作。
作品世界とその映像表現は充分堪能できた。
テリー・ギリアム独特のイマジネーションは健在。
この二作の間のすっ飛ばしている作品もガンガン観たくなった。
ただ、お話がイマイチしっくりこないというかあまり面白くない。
中途半端な感じが漂うのは、主演俳優の撮影途中での不慮の死というアクシデントを内包しているせいなのか。
助っ人俳優達の顔ぶれのおかげで結果的に豪華にはなっているのだが、散漫な印象は拭いきれない。
なんか勿体ないなあ。
 

 

 

 

 

2011.01.14.Fri(19:10)
『ヒックとドラゴン』(2010)監督:ディーン・デュボア、クリス・サンダース (再)

 

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公開時に劇場で観て非常に感心し3Dでの魅力も存分に味わえたわけだが、一方ではRealD方式の暗さが気になっており、鮮やかな色で見直したいとも思っていた。
ということでBlu-rayにて再見。
2Dであってもその魅力はまったく損なわれない。
たいして大きくないモニター(23インチ)で観たわけだが、ドラゴンの皮膚の感じとか雲の浮遊感とか波しぶきとかBlu-rayでスゴイ表現力を実感。
目を奪われるとはこのことか、と思う映像の連続。
しかし改めてラストの大決戦の究極の怪獣映画ぶりに打ち震えた。
出るぞ出るぞのワクドキ感とその後のとんでもない迫力がスゴイ。
ストーリーの落としどころもほろ苦くも鮮やかで暖かい気持ちにもなれる。
非の打ち所がない傑作であることを改めて確信。
 

 

 

 

 

2011.01.14.Fri(19:05)
『プレデターズ』(2010)監督:ニムロッド・アーントル

 

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エイドリアン・ブロディ、ローレンス・フィッシュバーン 他

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劇場で観ようと思って、DVDで『プレデター』前2作の予習をして備えていたのだが、タイミングを逃してしまっていた。
年末にBDで鑑賞。
うん、よくまとまっていた。
...ぐらいかなあ、云うことは。
突出したとこはないけど、まあ楽しめはした。
強烈に印象に残るところがひとつふたつあるともうちょっと評価が変わったかもしれない。
いささか平均的な印象。
いや観てる間は面白かったのよ、実際。
しかし勘違いしてたけど、ロドリゲスは監督じゃなくて製作だけだったんだなあ。
『レポゼッション・メン』に続いて観たアリシー・ブラガは嫌いじゃない。よろしいんじゃないでしょうか。
 

 

 

 

 

2011.01.14.Fri(19:00)
『息も出来ない』(2008)監督:ヤン・イクチュン

 

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ヤン・イクチュン、キム・コッピ 他

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まいったなこりゃ。
この作品、本来僕が好んで観ようとする系統の作品ではない。
どういうことかというと、もの凄く月並みな表現で恐縮だが「日常的な暴力の連鎖」というモチーフをこの映画が扱っており、軟弱でズルい自分は平常それからなるべく目を背けようとしているからだ。
しかしながら結局、この2時間10分、画面から目をそらすことができなかった
目をそらせなかったのは、登場人物達が交わす視線が画面を越えてこちらに突き刺さってくるからだ。
見終わって思い浮かべるのは執拗な暴力シーンなどではなく、その彼らの視線だ。
自分には理解できない行動を取る彼らに何故だか感情移入してしまう。
映像的に特別な技巧や豪華なセットや著名な俳優が使われたりしているわけではないのだが、観終えてしっかり残るものがある。
どうやら傑作であることを否定できないようだ。
 

 

 

 

 

2011.01.07.Fri(19:30)
『鉄男 THE BULLET MAN』(2010)監督:塚本晋也

 

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心配していたよりは面白かった、というのは誉め言葉になるのだろうか。
20年ぐらい前に観た「鉄男」一作目は大好きで、インディーズぽさ満点ながら迫力あるし独特の世界観も鮮烈でとにかく面白いと感心したものだが、期待して観た二作目はそれほどでもなく、あとは「ヒルコ」と「悪夢探偵」を観た程度の僕がそう思うのだ。
作品としてはコンパクトなのでさほど退屈はしないのだが、予算なかったんだよなあ、というのが思い偲ばれるところがやはりマイナスで、それをプラスに転化させるパワーは1作目に比べると格段の差と云わざるを得ない。
カントクが結局ハッチャキっちゃうのはこれはもう塚本作品の仕様ですね。
でもお話自体はやはりそれほど面白くないというのは困りものか。
 

 

 

 

 

2011.01.07.Fri(19:15)
『矢島美容室THE MOVIE~夢をつかまネバダ~』(2010)監督:中島信也

 

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とんねるずのノリがどうしても嫌いにはなれない僕でも矢島美容室というコンテンツがそれほど魅力的には映っていなくて、何故だろうかと考えてみるとどうやらその設定のワザとらしさとDJ OZMAの存在が個人的にはネックになっているようだ。
設定のワザとらしさはもちろん狙ってそのように作っているわけで、そこにハマれるかハマれないかは趣味の問題である。
DJ OZMA作という楽曲自体は割と気にいっているのだけれど演者としてのOZMAにはあまり魅力を感じない。
歌詞の方はワザとらしさというか「狙いました」感が隠すことなく漂っており、イマドキ流行の言葉で云えば「ドヤ顔」で得々としている様がいささか煙ったいのかもしれない。
その作詞を手がけた遠藤察男脚本ということで、映画の内容も推して知るべきだったかもしれない。
で、一部で酷評されているこの映画、その意味では想像どおりの内容で個人的には特に腹も立たないが、じゃあおもしろいのかと問われれば残念ながらはっきりとつまらないといえる。
やはり脚本がどうにもならないし。
でも「パコと魔法の絵本」で超絶的なかわいさを見せたアヤカ・ウィルソンが少し成長してしまった姿とか、ヒールっぷりが板に付いたメイサの舌打ちとか、まあ見るべきものもないではない。
そのあたりで薄らボンヤリ楽しんでくれというしかないか。
 

 

 

 

 

2011.01.07.Fri(19:00)
『さんかく』(2010)監督:吉田恵輔

 

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思わぬ拾いもの、というばかりか観た人の中には年間ベスト級に推している方もみえたので、これはチェックしておこうとレンタルしてみた。
前半部は僕にとってはひたすら気恥ずかしく苦手な場面が続く。
「かつて通った道」(いやもちろん同じ体験をしたという意味ではない!)を丁寧に見せられてもおじちゃん恥ずかしいよ、って感じ。
けども、後半に入ってその通常の三角関係の領域を逸脱し始めてから、やっとこの映画の見方がわかってきた。
確かに悪くない。ほとんどこの主演三人だけで話が進行するというところもいい。
着地点も良かった。
でもせめてもう10歳ぐらい若い頃に見たかったかな。
 

 

 

 

 

2011.01.06.Thu(23:30)
2010年度公開作マイベスト

 

年末年始は更新をお休みさせて頂いておりました。
昨年末に観た分、まだ8本ぐらい更新が滞っているのですが、新年一発目ということで昨年度のまとめなどいっぱしにさせて頂こうかと思います。
一昨年10本観たのが何十年ぶりかのことでずっと映画を観ない生活を送ってきました。
それが昨年は年明けから立て続けに何本か映画館で映画を観る機会があり、3月末に自分の部屋のPCでDVDを観るという禁断の果実をかじってしまってからは勢いがついてしまい、「七人の侍」と「アラビアのロレンス」を名古屋ピカデリー閉館記念の再上映で大スクリーンにて堪能したことに後押しされ、新旧の作品を堰を切ったように観まくる毎日。
普通の家庭持ちの勤め人ですので一日に何本も観たり映画館に通い詰めることもできませんが、それでもそこから220本の作品を観ることができました。
そのうち2010年度日本公開作品は全部で52本。
その中から邦画洋画併せたベスト10を選んでみました。(Twitterでは年末に発表済み)


まず第10位はいきなり反則で申し訳ないのだが同率で5作品。もちろん順不同。
どれも観ていて血湧き肉躍った作品。

ザ・ウォーカー』アレン&アルバート・ヒューズ
映像の質感と切り取り具合にハマった。ウェスタン的な世界観も。

パリより愛をこめて』ピエール・モレル
アクション映画慣れしていないのでやや点が甘くなってる気がするけど、あの振り切れぶりは好きだった。

特攻野郎Aチーム THE MOVIE』ジョー・カーナハン
ブラッドレイ・クーパーとシャールト・コプリーの出演が大きいかも。

ソルト』フィリップ・ノリス
スター映画って感じでいいじゃん。

アイアンマン2』ジョン・ファヴロー
前作より世評低いけど、レーシング場でのスーツ装着シーンにとにかく燃えた。ヒーロー映画としては破綻してると思うけど。


第9位十三人の刺客』三池崇史
まあ、やっぱ松方弘樹には惚れた! リメイク元との比較も面白かった。


第8位月に囚われた男』ダンカン・ジョーンズ
SFファンの端くれとして抵抗できない世界観。月面描写にもシビレた。


第7位ナイト&デイ』ジェームズ・マンゴールド
観ている時間が楽しかった度合いではナンバーワンだったかも。後には何も残らないが、素晴らしかった。


第6位『息もできない』ヤン・イクチュン
こちらは見終わった後もじわじわ来る。年末に滑り込みでDVD鑑賞したが、観てよかった。


第5位コララインとボタンの魔女』ヘンリー・セリック
とにかく映像に圧倒された。好み!


第4位ヒックとドラゴン』ディーン・デュボア、クリス・サンダース
劇場で3Dで観て面白かったし圧倒されたけども、年末にDVDで再見して改めてその凄さを確認。完璧な作品。


第3位(500)日のサマー』マーク・ウェブ
評価自体は実はここまで発表した下位の作品に比べて高いわけではないのだが、どうにも好きになってしまった作品なのでしょうがない。PV出身の監督だけあって音楽の使い方も巧く、突然ミュージカルシーンとかやってることもお茶目で愛らしい。


第2位マイレージ・マイライフ』ジェイソン・ライトマン
なんていえばいいんだろう。この映画の質感、画面から伝わってくる空気感がたまらなく好き。少し硬質でひんやりしてるけれどけして冷たくはない。ジェイソン・ライトマン監督作も遡って観てすべて気に入った。


そして、第1位第9地区』ニール・ブロムカンプ
「自分の好み」「映画としての出来」「驚き(新鮮・斬新)」「どれだけ興奮したか」それぞれの評価点すべてにおいて高得点を得たのがこれ。こういう映画をまた観たいという思いをこめて。


以上、「TOY STORY 3」も「インセプション」も「ハートロッカー」も「ヒーローショー」も「告白」も「悪人」も漏れてしまった!
この辺りの作品はその日の気分次第で容易にベスト10に入れてしまいそうだし、他にも「ミックマック」とか「ハングオーバー!」とか「人間失格」とか「噂のモーガン夫妻」とか偏愛したい作品も多かった。
キリがないのでまあこんなところで。
 

 

 

 

eleking

Author:eleking
え!? こんな映画も観てないの? と思われることも多いかと思いますが、暖かく見守ってやってください。
2010年3月から突如映画を見始めました。膨大に広がる宝の山を前にいささかクラクラしつつも楽しい毎日です。ええ。

作品名での50音順索引です。

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