2011.03.02.Wed(12:15)
『キックアス』(2010)監督:マシュー・ヴォーン
![]() | キック・アス Blu-ray(特典DVD付2枚組) (2011/03/18) アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ 他 商品詳細を見る |
これまた公開前から話題先行の感があり、どうなのよ一体と興味津々だった作品。
名古屋近郊では上映館が少なくちょっとハードル高めだったので、これも東京行ったついでに観てきた。
うん、いや快作だと思いますよ、やはり。
そこかしこに物足りない部分もあるけど、この独特なダークなコメディタッチはちょっとクセになる。
画面の質感も好み。
高解像度で観たい。よりコミックな感じするでしょ。
『(500)日のサマー』でも印象を残したあのこましゃくれガール、クロエ・モレッツがますます好きになってくるし、ストーリーにはやや難あり、と思わなくもないが、割と単純に楽しめたからヨシとする!
2011.03.01.Tue(19:15)
『冷たい熱帯魚』(2010)監督:園子温

左向いても右向いても絶賛の嵐で、一体どうしようかしらと思ったけども、せっかく東京へ行った機会にと、一足先に観てきた。名古屋だとかなり待たなければならないからね。
2月初旬の平日の早い時間の夜だったが、ほぼ満席。
前の予定が押してしまって駆け込むように座席に着いたのだが、社本の妻のスーパーでのパンチの効いた買い物から始まる冒頭からしてガツンとやられてしまって一気に惹き込まれた。
これはガツンときますな。
余分なカットがほとんどなく、終始画面に釘付け。
ていうか凝視。
でんでんをキャスティングしたこと自体が素晴らしい。奇跡。
調子のいい気のいいオヤジからいつ悪党に豹変するんだろう、と覗いながら観ていたのだが、その予想の斜め上を行く角度でそれは起こる。
シームレスなのだ。
豹変、ではなく、繋がっているのだ。
そこが見どころであり、なおかつこの話の本質でもある。
ドギついシーンも多く、万人にはオススメできない、と言いたいところだが、いやまあ、とにかく観てごらん。
僕も終盤の展開にはイマイチのれなかったのだが、それでも充分にお釣りがくる。
バッチリ目を見開いて見届けるがいい。
2011.03.01.Tue(19:10)
『ワイルド・アット・ハート』(1990)監督:デヴィッド・リンチ
![]() | ワイルド・アット・ハート 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray] (2010/10/22) ニコラス・ケイジ、ローラ・ダーン 他 商品詳細を見る |
むむむむむ。
ま、つまらなくはないんだけど、どう受け取るべきかね、これ。
コメディと受けとめてもよろしいか?
ところどころググっとクる部分もあるのだが概ね退屈。
リンチってこんな感じだっけかね。
なんて、観た直後はぼんやり思ったりもしたんだけど、なんだかまた観てみたい気もちらほら。
ある種大林宣彦的(というと大変な誤解が生じるかもしれぬが)な「俺ルール」の映画文法よのお。
2011.03.01.Tue(19:05)
『ミレニアム2 火と戯れる女』(2009)監督:ダニエル・アルフレッドソン
![]() | ミレニアム2 火と戯れる女 [DVD] (2011/01/07) ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス 他 商品詳細を見る |
1作目は劇場で観たが、2作目3作目は公開終了に間に合わなかった。
原作ではこの2作目が、3部作の中でもっとも緊迫したサスペンス&衝撃作となっており、かなり期待していたのだが、なんとも間延びした仕上がりに。
展開自体は割と忠実な作りなんだけど、筋を追いかけるだけに窮々としてしまっている感が漂っている。
なんか勿体ないなあ。
ハリウッドリメイクでのフィンチャーの手腕を逆に期待させる出来というか。
ま、ここまでつきあったから当然3も観るけどね。
2011.03.01.Tue(19:00)
『アンストッパブル』(2010)監督: トニー・スコット
![]() | アンストッパブル ブルーレイ&DVDセット〔初回生産限定〕 [Blu-ray] (2011/04/27) デンゼル・ワシントン、クリス・パイン 他 商品詳細を見る |
スコーンと面白い快作。
良かった、なんとか劇場で観られて。
さすがにこの迫力は大スクリーンで体感すべきかと。
小気味良い筋運びが観る者の集中力を高め、単純に手に汗握り息を詰める時間の快楽。
それでいてなおかつ役者の演技が深い印象を残し、けして描き切れているようには思えないその横顔さえ愛しく思えるのだから希有な映画だ。
デンゼル・ワシントンにさらに惚れたよ。