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映画ファンをやり直す! 20年のブランクの後、今ふたたび映画好きになったオヤジが古今の名作・怪作を観まくります!
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2011.06.10.Fri(21:20)
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)監督:ロブ・マーシャル

 

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せっかく慌てて旧シリーズを三つ続けて観て予習したので、最新作を悠然と観てきた。
これまでのこのシリーズは、ワチャワチャしてていまひとつどうも筋がわからんのだけども、なにやら楽しげだからまあいいや、って感じで観てたのだが、今作は筋は割と一本道でわかりやすく、その代わり楽しげな雰囲気が少し控えめになってしまっているかも。
監督交代のせいなのかどうか知らないけど、全体的に割ときまじめな感じ。
ジャック・スパロウは相変わらず狂言廻し的役回りなので、前作までのオーランド・ブルーム&キーラ・ナイトレイのような芯になるキャラが物語に必要なのだが、宣教師&人魚のフレッシュコンビはその役に足りず、かといって新登場の女海賊でジャックの元恋人というアンジェリカも、性格付けがいまいちよくわからない。
「敵か味方か」といった峰不二子的やり手かと思ったのだが、結構そうでもなく、黒ヒゲとの関係も、え? そのまんまかい!って感じで。
ま、おそらく次回も出てくるんでしょうから、そこら辺きっちりして欲しい。
今回よろしかった所としては人魚襲来のシーンかな。
うん、あのくだりが一番盛り上がったんではないかと。
ただ、個人的にこのシリーズで好きなのは、敵味方相乱れてチャンチャンバラバラするところ。
そして大海原で海賊船がザッパーン! って活躍するところだったりするんだけど、それらの成分は今作においては控えめで少し残念。
それでも、その他あれこれお馴染みのシリーズ要素は一応押さえてはあり、いよいよ長期連作化を意識してきたかなという部分は感じる。
ジャック・スパロウ、ジェームズ・ボンド化というか。
いや、その方向性は否定しないけどね。
マンネリとの戦いになろうが、そういうシリーズが映画界にはあって欲しいし。
でもそういう存在になるにしては、いささか大作過ぎる、とも思うけど。
あと、案の定というか、3Dで観る意味はほとんどないと思われるので、2Dの明るい鮮明な画面で観ることを個人的にはオススメする次第。
ハリウッドの大作、3D傾向は盗撮防止のためって話も聴いたので仕方ないかもと思うものの、やっぱ無意味な3Dは作品の出来を阻害するだけ、と思うが。
 

 

 

 

 

2011.06.10.Fri(19:15)
『剥き出しにっぽん』(2005)監督:石井裕也

 

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石井裕也の処女長編作。
満島ひかり主演で昨年話題作となった『川の底からこんにちわ』にも通じる独特のテンポと世界観は、ここにおいても既にしっかり確立されている。
高校卒業を目前に控えた主人公・太郎の自室での独りエッチシーンからいきなり映画は始まる。
畳に伏せてもぞもぞしていると、おじいちゃんがのっそり入ってくる。慌てて寝たふりをする太郎。
まるで『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンのかのシーンと呼応するかのようなシーンだw。
高校を卒業した太郎は、なぜか突如として自給自足の生活をしようと思い立ち、元同級生でほのかに思いを寄せていた洋子を誘って、田畑に囲まれた廃屋で暮らそうとするのだが、何故か会社をリストラされた太郎の父親がついてきてしまい、奇妙な三人での生活がスタートする。
誘ったからついてきた筈の洋子は少し変わっていて、太郎が期待する普通の女の子の反応を示さず、彼の欲求不満は溜まるばかり。
奇を衒っているだけなわけでなく、無名の役者しか出て来ないにも関わらずそれぞれを魅力的に際立たせつつ、一時間半の映画を面白く最後まで見させる。
この独特な雰囲気は、監督がすべてをコントロールしきっていなければ出ないであろう。
まさに異能といえよう。新作も楽しみだ。
 

 

 

 

 

2011.06.07.Tue(19:15)
『アルフィー』(1966)監督:ルイス・ギルバート

 

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若きマイケル・ケイン主演でプレイボーイの日常を軽快に描くが後味は苦い。
主人公が終始スクリーンのこちら側に語りかける一人称映画でもある。
ラブシーンを演じながら突然カメラの方を向いて語りかけてきたりするのだけども、その流れが実に自然であまり作り物めいた感じがしない。
それはマイケル・ケインの巧さがゆえなのか、演出の手腕なのか。
ソニー・ロリンズによるサントラは元々愛聴盤なので、耳に馴染んだ音が全編を包み心地よい。
馴染みのない人にとっても印象的な劇伴であることは間違いない。
あと、エンドクレジットがめちゃめちゃカッコいいんだ、これ。

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2011.06.07.Tue(19:10)
『スペースポリス』(2004)監督:渡辺一志

 

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ザラついた画面のチープな映像が、作品世界と合っているような合っていないような終始むずがゆい気持ちで観終えた。
内容は絵にかいたようなB級のSFコメディといってもいいだろう。
何の予備知識もなしに見始めたとして、どこに重点をおいて観ればいいのかとまどってしまうようなそんな作品。
ひとつの手掛かりとして考えられるのは、目黒祐樹はじめ板尾創路、鳥肌実、杉作J太郎等のヒトクセある多彩な出演陣なのだが、それぞれの見せ場もあるようなないような。
実はこの監督に関しては、処女作の『19』を観なければならないとずっと思っていて未だ果たせていない。
それを観てからかなあ、この監督に対する評価は。
 

 

 

 

 

2011.06.07.Tue(19:05)
『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969)監督:石井輝男

 

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一時期はカルト邦画といえばこの作品、ぐらいの感じであちこちで言及され尽くされた感のあるこの作品。
実際に観ることも容易じゃなかった筈なのだが、その後名画座で繰り返し上映されたり、今では海外版DVD等で観る手段等も整い、幻の作品というレッテルはすでに剥がれているかな。
僕自身いつか観たいと思いつつ、長らく映画を観ない状況が続いていた間にそんなことになっており、ついに満を持して。
うむ、内容に関してはそうやって長年散々聞かされたりしてきたので、そこからの印象に比して至極まっとうな作品、と思えてしまう。
いわゆる「なんでこんな映画が出来上がったのかワケがわからない」といった類の偶然誕生した怪作ではなく、怪作としてきちんと作られている、といえばいいのか。
つまり、少なくともトンデモ作品の類ではないと思うのよ。
テンポも良く、映画としてちゃんと楽しんで観ることができる。
今では使えない設定・言葉が多用されているがためカルト化が極まっている部分が大きかろう。
もちろん土方巽一派の存在もその大きな要因のひとつであろうが。
「乱歩全集」の名の通り、広く知られた乱歩作品からいろんな要素を取り込み、きちんと謎解きで終わらせる構成。
ま、それが論理的かリアリティがあるかどうかはさておき。
しかし、パノラマ島は暗黒舞踏の発表会場であったと理解すれば、何も不思議じゃないよね、あの島。人体改造云々を無視すれば。
昔は良く『11PM』とかでお茶の間でも見かけたものだが、最近はあまり見なくなったなあ。いや続いてるのは知ってるけど。
まあ、有名なラストも知っていたにも関わらず、あのタイミングで実際に観てみると改めて唖然とするね。
大勢でワイワイ云いながら観たくなるのはわかる気がする。
 

 

 

 

 

2011.06.07.Tue(19:00)
『鳥』(1963)監督:アルフレッド・ヒッチコック

 

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長年単なる動物パニック映画だと思っていたが大間違いであった。
いやまあ少し考えればそんなことは当然なんだけど。
「当時としては」と括弧付きの言い方になってしまうものの一体どのように撮ったのだろうと不思議に思える迫真の鳥の大群の襲来シーンがあまりにショッキングで印象的なので、うっかり見過ごしてしまうかもしれないが(ま、さすがにそんなことはないか)、まったくのサイコサスペンスであり、主人公である女性が町/家に侵入してくるのと鳥の襲撃/侵入が巧妙に重ね合わせて描かれている。
読み解き下手である自分でもあれこれ考察したくなるほど含意に満ち、それでいながら緊張感を持続させつつ不穏なラストまで導かれる洗練されたストーリー展開に脱帽。傑作。

あれやこれやとTwitterで呟いていたら、フォロワーさんがいろいろ反応してくれてその内容が大変勉強になったので、「『鳥』を中心にヒッチコックについてあれこれ意見交換」としてトゥギャっておきました。
http://togetter.com/li/140788
 

 

 

 

eleking

Author:eleking
え!? こんな映画も観てないの? と思われることも多いかと思いますが、暖かく見守ってやってください。
2010年3月から突如映画を見始めました。膨大に広がる宝の山を前にいささかクラクラしつつも楽しい毎日です。ええ。

作品名での50音順索引です。

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