2011.08.04.Thu(23:06)
『エスパイ』(1974)監督:福田純
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小松左京追悼。
改めて観ると、先日観たばかりということもあって『X-MEN:ファーストジェネレーション』といろいろ重なるねえ。
というか超能力者集団ものってのはある程度こういう感じになるのかもしれんが。
やっぱ「昔の映画」であって、ストーリー展開にも描写にも細かな突っ込みどころが沢山あるんだけど、それはそれで出演陣の個性(アク)と化学反応を起こして丁度いい案配になっているような気がしないでもない。
藤岡弘の顔力(ぢから)、草刈正雄のくいしばった白い歯の後ろから押し出されてくるようなセリフ、由美かおるのおっぱいボヨン、そして加山雄三の無味無臭といった布陣に対する、さいとうたかをキャラが実写化したような若山富三郎の敵造形に圧倒される。
みんなキャラが濃ゆい!
しかし「超能力は○○だ」っていう結論は原作からのものなの?
と原作未読であることを露呈してさようなら。
2011.08.04.Thu(23:04)
『トランスフォーマー』(2007)監督:マイケル・ベイ
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とりあえずの感想としては、長いよっ! 145分。3組(4組?)の視点が交互に構成されていくので、長くなるのは仕方ないかとも思ったが、結局は主人公ペア中心に集約されてしまって、複数視点の意味があったのかなかったのかなんだか勿体ない。
その意味でもツギハギで映像的にもめまぐるしい映画で落ち着かないが、ラストの壮絶バトル含めそこが魅力なんだろう。
多少やりすぎた方がアトラクションとしては正解なわけで。
世代的にはアニメ版「トランスフォーマー」を馬鹿にしていたのだが(車が変身するのにそれが宇宙から来たとか意味がわからない、とか)、まあ、こうやって実写というかCGであそこまでやられるととりあえず見入ってはしまうなあ。
2011.08.04.Thu(23:03)
『バンデットQ』(1981)監督:テリー・ギリアム
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公開直後から快作と聞かされてきたのでスッゲエ期待して観たのに、いまひとつノレなかったのが自分でも意外だ。
途中何度も寝てしまって、そのたびに巻き戻して観るハメに。
面白いと思うし好きな要素はタップリなのに、おそらくテンポが合わなかったようだ。
そしてこのラストはいったいw?
確信犯であることは間違いないけど、ニヤリと出来るかどうかは別れるだろうなあ。
てわけで全体的にすごくモヤモヤする観了感。
うーん、『バロン』はどうかなあ。
2011.08.04.Thu(23:03)
『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)監督:マット・リーヴス
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全編手持ちホームビデオの疑似ドキュメンタリー映像が大成功している。
襲われるものが主体となった怪獣映画としては抜群の臨場感。
その分、怪獣そのものが小出しなだけに怪獣映画としては評価が分かれるかも。
個人的には長さもコンパクトで内容に過不足なし! たいへん面白かった。
2011.08.04.Thu(23:02)
『セックス・チェック 第二の性』(1968)監督:増村保造
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実はこれ僕のトラウマ映画のひとつ。
ウン十年前深夜テレビで偶然見かけて、そのストーリー展開の異様さに「なんじゃあこれ」と釘付けになり、以来しっかり脳裏に刻み込まれている。
自堕落な生活を送っていた元陸上の名選手である緒形拳が、とある女子陸上部のコーチの職を斡旋されるのと同時に才能を秘めた人材・楠道代を偶然発見し、その能力を開花させるために、他の部員をほったらかして専属で特訓を行う。
厳しい特訓のかたわら、彼女の女性の部分を否定し、男言葉を話させたり生えていない髭まで剃らせることで「男になれ」と闘争心と潜在能力を引き出そうとするが、実は彼女は半陰陽であったのだ!
女性と認められずにオリンピック候補選手から外されるハメに。
すると緒形拳は今度は彼女に女性の身体を取り戻すためにある行為を....。
って、いやこう粗筋書いていてもトンデモなんだけど、原作があるってんだからオドロキだ。
緒形拳的なものが全編充溢し、そこに野性的ではじけるような楠道代の魅力、若き小川真由美の妖しさが相まって奇妙な雰囲気に拍車をかけた怪作となっている。
そういえば、後年、雛形あき子主演の同じ設定のドラマがあったよねえ。
『仮面の女』か。コーチ役は石田純一。
あれも同じ原作だけど、この映画とは違う意味でヘンだったよなあ。大映テレビだからだけど。
2011.08.04.Thu(22:05)
『ガール・スパークス』(2007)監督:石井裕也
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今作では、主人公が割とフツーの現代女子高生で、すぐムカついたりするのも普通っぽく、そんな常人が駄目駄目親父を初めとするちょっとヘンテコな周囲に翻弄され苛立ちを募らせる構図かな、と前半思っていたら、いややはりそんな所に落ち着かせる監督ではなかった。うん。
出てくる役者がほぼ無名に近いのに全員魅力的にみえるのは相変わらず。
特に石井組常連の桂都んぼ(現:桂米紫)の軽妙な演技が光る。
2011.08.04.Thu(22:00)
『男たちの挽歌 II』(1987)監督:ジョン・ウー
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前作ではいろいろ笑ってしまうほど過剰な部分が多くて気になったが、今作は割とすんなり観ることができた。
いややはり過剰は過剰なんだけどね。
特にショックで廃人状態になったルンの描写とか。食事食べさせるシーンとかしつこいぐらい。
今回、テーマ曲がカッコいいのも個人的に好感度UP。前作のBGMはちょっと...w。
見せ場のアクションシーンもカッコ良くって、特に階段から落ちながらの銃撃シーンが秀逸。
そしてこの映画でのチョウ・ユンファは何故か劇団ひとりにしか見えない! のは私だけ?