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映画ファンをやり直す! 20年のブランクの後、今ふたたび映画好きになったオヤジが古今の名作・怪作を観まくります!
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2011.12.27.Tue(20:40)
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)監督:ブラッド・バード

 

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シリーズ最高作と評価する人をちらほら見かけるのも頷ける出来。
オープニング完璧。特に例の超絶カッコいいタイトルバックで八割方傑作と確信。
そこからダレずに中盤まで見せ場が連綿と続き息つく暇もない。後半も結構大がかりな見せ場なのだがそれが霞んでしまう程だ。
だからと言って大きな不満を感じることもなく、これだけ楽しませてくれれば文句のつけようもない。
(敢えていえば、立体駐車場のアクションは個人的にはもうひとつだったかなー。狙いは判るけどもちょっとアザと過ぎたかと。)
また、シリーズのファンへのプレゼントのようなラストもいいね。
これまでのシリーズの中ではもっともチーム感が出てることも面白みが増した要因かと。
イーサンメインであることに変わりはないが、彼に絡みつつ他のメンバーにもそれぞれしっかりと見せ場が用意されている。
なかでもサイモン・ペッグの重用はシリーズの雰囲気を明るくしてくれた。
こうなるとさらに続編も見たくなってくる。 
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2011.12.27.Tue(20:35)
『ザ・タウン』(2010)監督:ベン・アフレック

 

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ベン・アフレック監督主演作。
銀行強盗チームの主犯と被害者の女性の恋愛を主軸にしたクライムムービー。
なかなか面白くはあるんだが、きまじめな作りの割にそこかしこリアリティに欠ける。
別にリアルである必要はないんだけど、説得力に乏しいので話の展開に胸に落ちる感が沸きにくい。
善悪の境目も曖昧で、犯罪者でありつつマジメな主人公の行動指針も理解しにくくなかなか感情移入できない。
といった部分が気になって期待した程ノレなかったなあ。  

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:30)
『再会の食卓』(2010)監督:ワン・チュアンアン

 

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上海で暮らす老夫婦の元に、40年前歴史に翻弄されその妻と分かれた元夫が台湾から戻ってくる。
善良な現夫は妻を台湾に連れて帰ろうとする元夫を歓待し、 妻も元夫と行動を共にすることを決意するのだが....、といった内容。

台湾でまた別の生活を過ごしてきた上で上海に帰るとなった段に、違う生活を送っていると知りながら昔の妻を求めようとする元夫。
何十年もの間、表面的には大きな不満もなく現夫と新しい家庭を築き上げてきながらも昔の夫への愛を密かに保ち続けてきたのか、あっさりとその求めに応えようとする妻。
妻を静かに愛し続けた結果、その妻の意志を尊重しようとするも、次第にその自分の中の建前と本音に引き裂かれていく現夫。
題名通り食卓を囲む場面を中心に静かにその葛藤が描かれる。

これこそまさに「愛とは何なのだろう」という謎に満ちた映画。
今年観た「恋愛」映画の中では、個人的には『ブルーバレンタイン』よりもさらにシビアに響いた。 

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:25)
『その街のこども 劇場版』(2011)監督:井上剛

 

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昨年NHKにて阪神・淡路大震災15年特集ドラマとして放映されたドラマに再編集を施して本年劇場公開された作品。
「シネマハスラー」にて取り上げられなかったら見なかっただろうが、その評価の高さも納得できる出来。
ほぼ全編が森山未來と佐藤江梨子の二人によるセミドキュメンタリータッチの会話劇であり、繰り広げられる二人の役者としての力量が素晴らしい。
会話がない場面でも、夜の神戸の街と二人の佇まいのいろんなカットが観る者の心に清冽なイメージを残す。
作品自体も、いろんな枝葉を削ぎ落としたシンプルな作りでありながら、被災者が15年抱えてきたトラウマのようなものを静かに解放していくようなストーリーが構築されており、ラストの朝方に行われた慰霊祭のシーンで厳かでありつつ穏やかな感情をもたらしたまま映画は締めくくられている。

 

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:20)
『スプライス』(2009)監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

 

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よく出来たバイオホラー。
ホラーといってもショッカー的な怖さがあるわけではなく、倫理感に訴える背徳的な怖さというところが面白いと思う。
物語の原因となったマッドサイエンテストの末路も納得のいくものではあるが、周囲の巻き添え喰った方はお気の毒さま。
クリーチャーがもっと可愛いとなあとも思ったが、そうなるとまた違ったものになってしまうから気色悪さを孕んだあのぐらいの怪物ぶりが丁度いいか。
 

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:15)
『M:i:III/ミッション・インポッシブル3』(2006)監督:J・J・エイブラムス

 

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いやー、面白い面白い。
橋のシーンの青空や上海のシーンの緑色橙色など色使いも印象的。
役者の陣容も良くってメリハリ効いた展開と程よく痛快なアクションが揃ってるときたら、特に文句ないよ。
重箱の隅をつつくような見方をあまりしなければ、十二分に満足できる娯楽映画。
正直かなり好きなシリーズになってきたよ。新作も楽しみ。
 

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:10)
『アンノウン』(2011)監督:ジャウム・コレット=セラ

 

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うん、これぐらいの感じの映画、割と好きなんだよなー。長さ的にもアクションのノリ的にも。
テンポ良く、適度な謎と魅力的なオネーチャンが出てきてさあ。
ただ、冷静にいろいろ振り返るとあれあれちょっと待てよって感じはあるね。
もう少しアラを隠す方法はいろいろあった筈で勿体ない感じもするけど、ある意味潔い感じはするね。
こういう映画は批評しようと思って観ない方が幸せかも。
リーアム・ニーソンの巻き込まれ型アクションという意味では『96時間』が思い浮かぶが、あれが好きな人には同等かそれ以上に楽しめるとは思う。
 

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:05)
『鈍獣』(2009)監督:細野ひで晃

 

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宮藤官九郎脚本作品。いかにもCF出身の監督という感じがする画作りは、映画マニアへの受けが悪いかもだが個人的にはどちらかといえば好み。
元々、舞台劇であったストーリーであり、クドカン作の中でもより一層クセのあるお話自体には好き嫌いあるかもしれないが、主演チームの浅野忠信、北村一輝、ユースケらの演技には一見の価値あり。
また南野陽子がいいねえ、実にいい。下世話と上品の間を行く感じ。アイドル時代よりも個人的にはイイと思う。
『電人ザボーガー』のAKIKO役をやった佐津川愛美も、割とメインで出てるが雰囲気が違うので最初気づかなかった。
 

 

 

 

 

2011.12.27.Tue(20:00)
『駅馬車』(1939)監督:ジョン・フォード

 

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インディアン襲撃シーンのアクションは70年以上前の古い映画と馬鹿に出来ない緊迫感。
『マッドマックス』やその後の幾多のアクション映画の名追撃シーンに匹敵する。
……なんていうのもバカバカしいよね。これこそ後の幾多のアクション映画の見本とされたであろう作品なわけだし。
そしてそのひと山が終わった後にまた渋い山場が待っているとは。
名作の看板に偽りなし。
 

 

 

 

 

2011.12.09.Fri(19:30)
『50/50』(2011)監督:ジョナサン・レヴィン

 

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難病物というにはあまりにもスマートな作品だが、単なるコメディと思ってみるとちょっと面食らうかも。
若くしてガン宣告された主人公とその周囲を軽いタッチで描くのだが、おちゃらけ過ぎずにその苦悩もしっかり映し出す。
そのバランスが心地良く、イキのいい役者達の演技や使い方のうまい音楽と共に最後まで楽しめた。
ノリにのってるジョセフ・ゴードン・レビットとセス・ローゲンが気持ちいいコンビネーションを見せてくれる。
アナ・ケンドリックは新米キャラをさらに邁進させているし、プライス・ダラス・ハワードも一見優しくていい女性なんだけどキャラが、ヒア・アフターに続き絶妙。

 

 

 

 

eleking

Author:eleking
え!? こんな映画も観てないの? と思われることも多いかと思いますが、暖かく見守ってやってください。
2010年3月から突如映画を見始めました。膨大に広がる宝の山を前にいささかクラクラしつつも楽しい毎日です。ええ。

作品名での50音順索引です。

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