2012.01.27.Fri(19:05)
『ピラニア』(2010)監督: アレクサンドル・アジャ
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3Dで観られなかったけど。
んー、いいですねー。
正直、おバカ映画的評価の高さにちょっと引いていたのだが、いやあ、想像以上に良質な映画ではないですか。
程よい焦らし加減の後にくる思い切りのいいパニックシーン、色彩感や構図等ビジュアル面にも大満足。
これぞ映画だ的に大上段に振りかぶる気は毛頭ないけども、エログロナンセンスの意匠の下に緩急使い分けて見事に引き締まった映画を作り出したことに感心。
これ確かに何度か観ても飽きないかもね。
2012.01.27.Fri(19:00)
『あしたのジョー』(2011)監督:曽利文彦
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そこはかとなく気にはなっていた作品。
画づくりはがんばってるし映画として観ている間ツライってこともなかったのだけど、やっぱ「あしたのジョー」を特別な作品として心のどこかに飾っている原作ファンの人は見ない方が精神衛生上はいいかも。
山Pはやっぱどう見てもジョーじゃないんだよなあ。頑張ってるけど気の毒だ。
それをいったら伊勢谷も、いろいろスゴイとは思うんだが力石とは違うなにかという気がする。
ただ、香川段平には文句ないけどね、あそこまでやってくれれば。
逆にいうと、段平があんな感じだけに、ジョーや葉子のキャラが原作やアニメと乖離していることがなおさら目立ってしまったというか。
細かいところでイチャモンつけたいのは、「力石の形見」って何だよ! って話。
いまわの際に葉子に託したことになってるけどそんなの原作にないよね。ないでしょ?
力石はリングで絶命したんだよ!
いや原作改変(悪)部分は他にも勿論いろいろあるんだけど、それが一番ヒドいと思ったので。
あと、一瞬だけ出ていた加藤浩二が良かったよ。ていうか自然体なだけなんだろうけど。
原作と比較して映画を云々いうのはどうかと思う時も多々あるし、自分もそのクセがあるので直したいんだけど、なんせ「あしたのジョー」なんだから、まったく無視して観る/語ることは無理でしょ。
超有名人気漫画を映画化するってことはそういうことなんだからちゃんと覚悟があってのこと、と思って観るよ、こっちは。