2010.09.01.Wed(12:00)
『ヒックとドラゴン』(2010)監督:ディーン・デュボア、クリス・サンダース
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3D吹き替え版にて。
予告編を劇場で2、3度観ていたのだが(しかも3Dで)、まったくそそられずにスルー予定していたのだが、公開後、観た人達による思いがけぬ高評価と上映期間終盤になっての「見逃すと損」的絶賛の嵐に押されるようにして、とりあえず劇場に向かった。
つまり結構ハードルを上げた状態で観たことになるわけだが、とりあえずの感想としてはそれに充分応えてくれる出来だったと思う。世評に納得というやつ。
ストーリーが感動的、というにはいささか微妙なものが個人的にはあるのだけれども、映像表現には確かに興奮するものがある。
後半はほとんど怪獣映画として観たような部分もあり、最近観たものの中では例えば『タイタンの戦い』のクラーケン戦以上の迫力を最後のラスボス戦には感じたねえ。
と、なんの躊躇もなく今、実写とアニメの違いを無視して比較してしまったけれど、結局はCGということになってきている昨今、無理なくそうしたところの比較ができるようになってしまってきているのだと云えよう。
で、今年に入って観た3D映画はこれで4作目ということになるが、やはりその暗さが気になり続けている。
ま、IMAXで観た『アバター』以外は、今作も含めてRealD方式だったわけだが、メガネonメガネの装着感の悪さもやはり気になる。
今作に関しては3Dが絶対オススメという評をよく見かけ、その意味するところは十二分に理解するものの、個人的には画面のクリアネスの欠如と引き替えになるかどうかは結構微妙なところではないか、と思うのだ。
いや、臨場感・迫力は認めるよ、ほんと。
その他あれこれ。
オードリーを使ったことに文句を云うわけではないが、とにかく予告編がこの映画の魅力を十全に伝え切れてないことが残念。
また、日本人好みじゃないキャラという先入観だったが、観終えた後はなんの逆に日本人好みじゃないかとも思えるほど。どうして好みじゃないと思い込んだのだろう。少なくともシュレックよりはずっと親しみ易い(笑)。
原作本、見たけどビッケみたいな感じなんだねえ。映画とはかなり違うみたい。
で、映画版は続編制作が決定したようだけど、当然この路線で行くんだろうなあ。
それと、ドラゴンの名前が実は「トゥースレス」で日本版で「トゥース」に変更問題に関しては、この映画に関してはまあ結果的に良かったような気もする。結局、このドラゴンに歯はあるわけだし、名前としてトゥースの方が日本人には馴染みやすいのはもっともだし。
などなど。
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