2010.10.15.Fri(19:30)
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009)監督:トッド・フィリップス
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過剰な期待を抱いて観なければ十二分に楽しめるなかなか痛快な娯楽作。
ラスベガスにバチェラー・パーティ(独身最後の羽目外し騒ぎ)に出かけた花婿と悪友と義弟。
翌朝目覚めてみると、奮発して泊まったホテルのスィートルームはハチャメチャな状態。何故だがバスルームに虎はいるわ、誰のかわからない赤ん坊はいるわ、あげくの果てに花婿の姿が見当たらない。
全員、昨夜の記憶がまったくなく、どうしてこうなったかわからないのだが、結婚式を明後日に控え、なんとか花婿を見つけなければならない....。
全米で大ヒットしたコメディ映画という触れ込みを真正面に受けて笑おうと思って挑むと、日本人的には肩透かしを喰らう部分もあると思うが、物語はテンポ良く進み、「消えた花婿」というちょっとしたミステリ風味も散りばめられ、悪友トリオのアンサンブルも程々に楽しく、面白く観られるのではないか。
笑いの質は思ったより過激なものではなく穏当な範囲。
『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』でも味のある色男ぶりを見せつけていたブラッドリー・クーパーの活躍を期待していたが本作では無軌道ながらもどちらかというとまとめ役的役割で損してるかも。
キレキャラとしてはアジアン・マフィアのボス役のケン・チョンが出色。
出番は少ないのだが、なかなか強烈な印象を残す。
後でメイキングを流し見していると、素顔のケン・チョンもかなりキている人物であることがわかり、もっと見たかったとも思うが、そうなるといささかこの映画のバランスを崩すことになるかもと思い直す。
車のトランクから全裸で飛び出してくるというのは彼のアドリブであったらしい。キてるでしょw?
我々同じアジア人的にはいささか受け入れにくいキャラであるかもしれないが他の出演作も見てみたいと思ったし、計画されているというこの映画の続編でも登場することを希望。
ラストはだらだらと締まりなさげになりそうだったが、エンドクレジットの工夫で綺麗に収まったね。
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