2010.11.11.Thu(19:00)
『怪盗グルーの月泥棒 3D』(2010)監督:ピエール・コフィン、クリス・ルノー
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先日『ガフールの伝説』を観た時に劇場で3D予告編を観ておもしろいかもと思っていたのだが、小学生の娘のリクエストでその同級生達をどやどやと連れて日曜の朝から鑑賞することに。
3D要素を存分に意識したキャラクター造形、演出が楽しめるが、悪く言えばあざとい作りでもある。
遊園地でのジェットコースターに乗った主観描写があって、予告編でその3D表現にオッと思わされたのだが、本編においては残念ながらそれ以上のものではなかったかも。
一番いいとこ見ちゃったのか、という感じで、上乗せがない。
ストーリーそのものはさして捻りがなく、あまり余計なことは考えずに楽しめるのだが、でもいったん考え始めるとそこでもいろいろ「あざとさ」を感じてしまうのだな、これが。
孤児院を出してくるとかそこに暮らす抵抗できないほど可愛い女の子のキャラとかバナナから作られたというミニミニサイズの愛らしいキャラの大群とか発表会に来てくれるよねおとーさんとか、うーんもうズルいよってぐらい。
ただ、まあいやらしさを感じるまでではないので、素直に感動したり身悶えしたりすればいいのだろうとは思う。
なんか捻くれた感想を書いてるけど、実際ホロっとさせられたし、ヴィジュアルも凄い良かったので不満はない。
こども達も大喜びだし、観て損はないだろう。
ただし『トイ・ストーリー3』と『ヒックとドラゴン』という傑作が今年はこの分野に存在するので、後年振り返った時に印象が薄くなっているかもしれない。
なお、観る前に危惧していた鶴瓶の吹替は意外にも合っていたかもしれない。
客寄せ要素だけには終わってないのはさすがの実力といえよう。
ただ、その辺にも「あざとさ」を感じた理由があるのかもしれんなあ。
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