2011.07.27.Wed(19:10)
『花嫁吸血魔』(1960)監督:並木鏡太郎
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若き池内淳子が所属映画会社の新東宝の社長である大蔵貢に背いて勝手に結婚引退したのだが、すぐに離婚復帰と相成り、そのペナルティとしてコウモリの化け物を演じさせられたという曰く付きの作品。
その事実の真偽はともかく、僕がこの作品の存在を知った当時は、池内淳子が後年このフィルムを買い取って処分してしまって幻の作品となっているということでスチール写真もほとんど見られない状況で、そんなゲテモノ中のゲテモノの作品、見たくてたまらないが叶わないとされていた。
でも今は簡単に観られるのね。
あっさりDVDが発売されていることを知った時は拍子抜けしたもんであった。
で、今になってやっと実際観てみたわけ。
いきなりおどろおどろしい陰陽師親子のシーンから始まり、ゲテモノ映画には違いないし、ストーリーももちろん荒唐無稽ではあるが普通に見られる範囲。メイク等技術的にも意外とまっとうで、それなりにちゃんとした作品と感じた。
いや、まあ、あくまで予想に比して、なんだけど。
池内自ら演じたとされる毛むくじゃらのコウモリ魔人は、やはりそうと知って見るとなかなか趣き深い。
タイトルの意味は「花嫁が吸血魔」ということではなく「花嫁を吸血する魔人」ということなのね。日本語って難しいw。
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