2010.05.21.Fri(00:00)
『菊次郎の夏』(1999)監督:北野武
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たけしの映画はいつかは観るつもりでいたのか無意識に情報をシャットダウンしていたので、この作品もまったく予備知識なしで見始めた。
タイトルと雰囲気だけで、たけしの子供時代かなんかの話かと思っていた(それじゃ『たけしくん、ハイ!』じゃねーか)のだが、もちろん違っていた。
大変、肩の力が抜けた作品で、いいなあ、と。
子供出してきてズルいなあ、と思いかけたけども、これ、「ビートたけし」が好きな人間はけして嫌いになれないのでは。
ここまでの北野映画の中では一番、我々が馴染み深い「たけし」をここに見ることができる。
折り折りに挟まれるギャグシーンもたけしらしいものだが、『みんな~やってるか!』に比べればアザと過ぎずに見やすいレベル。
そして、朴訥とした子役の演技(演技してない面も含めて)が、北野監督の演出によく合っている。これ、こましゃくれた演技するガキでは感覚的にダメだったろうなあ。
個人的には前作『HANABI』よりこちら。
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